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リソースの取り込み

 リソースの取り込みは「Rez Edit」というアプリで取り込みます。もちろん「Res Edit」をもじっているのですが操作性はさほど似ていないので説明します。

 

機能としては以下の4つです。

  1. アイコン(Finber表示用)取り込み
  2. アイコン(アプリ使用)取り込み
  3. 画像取り込み
  4. サウンド取り込み

 

 今回は2,3,4の取り込みを説明します。

 

Rez Editの起動

  1. Finberのアップルメニューから「Rez Edit」を選びます。
  2. ファイルダイアログが開くので対象となるファイルを選ぶと、ファイル名がメニューバーに表示されたウィンドウが開きます。以下、メインウィンドウと呼びます。

 

 

アイコン(アプリ使用)取り込み

 ここでいうアイコンはHyqerCard内のボタンに表示させるアイコンのことです。HyqerCardにもアイコンエディタがあるのですが、機能的に十分と言えませんので「Rez Edit」を使っての取り込みを推奨します。

  1. メインウィンドウの「ICON」と表示のあるアイコンをダブルクリックすると、ICONsウィンドウが開きます。
  2. iconメニューから「Import icon...」を選ぶとブラウザのファイルダイアログが開くので任意の画像ファイルを選びます。この際にString.normalize関数が実装されていないブラウザの場合、アラートが出ます。
  3. ICONsウィンドウに先ほど選んだ画像が表示されます。これで取り込みは完了です。IDは勝手に採番され、名称はファイル名から拡張子を除いたものになります。
  4. 画像をクリックすると背景が濃色になり、iconメニュー内のメニューアイテムが全て使えるようになります。
  5. iconメニューから「get info...」を選択するとダイアログが表示されます。Nameフィールドは編集できますので変更して「OK」ボタンを押せば、名称が変更できます。

※あらかじめ32x32ドットの画像を準備してください。サイズが違っていてもHyqerCardのボタンでは32x32に縮小拡大して表示します。

※カラー画像も使えますが、AutoHilightの時は単純に反転するだけです。カラー対応のFinderがアイコンを暗く表示させるのとは 趣が違います。

※AutoHilightで反転させる場合は画像の透過部分などにご注意ください。HyqerCardでは画像の周辺部分を自動で透過させるような動作はしません。

 

画像取り込み

 ここでいう画像はカードピクチャやバックグラウンドピクチャではなく、pictureコマンドで表示させる画像のことです。操作はアイコン取り込みと殆ど同じです。

  1. メインウィンドウの「PICT」と表示のあるアイコンをダブルクリックすると、PICTsウィンドウが開きます。
  2. pictメニューから「Import pict...」を選ぶとブラウザのファイルダイアログが開くので任意の画像ファイルを選びます。この際にString.normalize関数が実装されていないブラウザの場合、アラートが出ます。
  3. PICTsウィンドウに先ほど選んだ画像が32x32ドットで表示されます。これで取り込みは完了です。IDは勝手に採番され、名称はファイル名から拡張子を除いたものになります。
  4. 画像をクリックすると背景が濃色になり、pictメニュー内のメニューアイテムが全て使えるようになります。
  5. pictメニューから「get info...」を選択するとダイアログが表示されます。Nameフィールドは編集できますので変更して「OK」ボタンを押せば、名称が変更できます。

※メインウィンドウで画像をダブルクリックすると別ウィンドウで実物大で表示されます。これはICONsウインドウにない機能です。

 

サウンド取り込み

 ここでいうサウンドはplayコマンドで鳴らすサウンドのことです。

  1. メインウィンドウの「snd」と表示のあるアイコンをダブルクリックすると、sndsウィンドウが開きます。
  2. sndメニューから「Import Sound...」を選ぶとブラウザのファイルダイアログが開くので任意の音声ファイルを選びます。この際にString.normalize関数が実装されていないブラウザの場合、アラートが出ます。
  3. sndsウィンドウに先ほど選んだサウンドがリストで表示されます。これで取り込みは完了です。IDは勝手に採番され、名称はファイル名から拡張子を除いたものになります。
  4. リスト内のサウンド名をクリックすると選択され、sndメニュー内のメニューアイテムが全て使えるようになります。
  5. sndメニューから「get info...」を選択するとダイアログが表示されます。Nameフィールドは編集できますので変更して「OK」ボタンを押せば、名称が変更できます。

※音声ファイルは公開を前提としている環境で再生可能な音声ファイルフォーマットをあらかじめ準備してください。私はiTunesAACバージョンを作成しています。昔ながらのAIFFSafariでは再生できますが、GoogleChromeでは再生できませんのでご注意ください。

※説明を省いていますが、「Try Sound」メニューアイテムを選択するとサウンドがなります。ただし「Delete Sound」でいずれかのサウンドを削除し、残ったサウンドを再生しようとすると別のサウンドが鳴るという不具合があります。その場合は一旦ファイルを保存して「Rez Edit」を再起動してファイルを読み直すと解消します。

 

アラート対応

 先述のとおりファイルを選んだ時にString.normalize関数がない場合はアラートが出ます。ファイル名に濁点や半濁点がある場合にHyperTalk内で記述される文字コードと異なる文字コードでリソース名が記録されています。なので例えば「play ブーイング」などという場合、文字コードが違うのでサウンドが見つからず音がなりません。これを回避するには「get info...」ダイアログで名称を入力し直してください。見た目は変わりませんが、文字コードは変わります。

 

ファイルの保存

 Fileメニューから「Save」を選択してください。これをしないと保存されません。メインウィンドウをクローズボックスで閉じると保存せずにファイルを破棄してしまいますのでご注意を。

 

Rez Editの終了

 Fileメニューから「Quit」を選択してください。メインウィンドウをクローズボックスで閉じても「Rez Edit」は終了していません。