HyperCardとの挙動の違い その1
スタックの変更タイミング
元祖HyperCardではスタックは自動保存されます。どうやらidleのタイミングでディスク書き込みを行うらしいのですが、HyqerCardはデフォルトでは"Quit HyperCard"やgoコマンドで別のスタックに移動する時、CloseStackメッセージの処理後にセーブされます。編集途中で保存しておくべきポイントがあればアップルメニューから「Save Stack」を選んでください。あと、undo機能が一切ありません。困った時はブラウザでreloadして前回のセーブポイントまで戻してください。
フィールド内のフォント、スタイル
元祖HyperCardではフィールド内でフォントやスタイルを変えることができますが、HyqerCardではフィールドのフォントやスタイルは一意です。
メッセージ伝達
元祖HyperCardは以下のとおりメッセージ伝達しますが
ボタンorフィールド → カード → バックグラウンド → スタック → Homeスタック
HyqerCardは以下のとおりHomeスタックにいきません。
ボタンorフィールド → カード → バックグラウンド → スタック
HyqerCardにおいてHomeスタックはHyqerCardを起動した時にデフォルトで開かれるスタックにすぎません。
※ HyqerTalkコマンドはgoコマンドを除いて上記メッセージ伝達をせず、いきなり実行します。例えばHyperTalkであれば
on play snd
put snd into cd fld 1
pass play
end play
とすれば途中でplayコマンドをインターセプトできますが、HyqerTalkではできません。
ショートカット
元祖HyperCardのショートカットはCommandキー+アルファベットというものが基本ですが、HyqerCardではOptionキー+アルファベットとしています。Commandキー+アルファネットはブラウザで予約されているためこのようにしました。